更年期障害の症状として
思い浮かぶののは、のぼせやほてり、
イライラなどですが、
更年期に食欲不振になるという人も
少なくありません。
30代のころは、もっと食べていたのに
最近は食べる量が減った。
食欲が全然わいてこない。
胃がむかむかする。
食べているのに、体重が減る。
そんな症状ありませんか?
痩せてきてラッキーなんて
思っている場合ではありません。
この更年期の食欲不振は、
更年期障害の症状のひとつです。
このまま放置していると、
生命維持にも影響が出る可能性も
あるので、早目に改善した方が良いです。
ここでは、更年期の食欲不振について
症状や原因、対処法などを
ご紹介します。
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更年期の食欲不振について
更年期を迎えたころに、食欲がない、胃の不調を感じる、
人によっては、吐き気や嘔吐を
もよおすという人もいます。
更年期になり、女性ホルモンのひとつ
エストロゲンが減少することで
ホルモンのバランスが崩れると、
同時に自律神経に乱れが生じます。
この自律神経の乱れることにより、
さまざまな症状を引き起こします。
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食欲不振も、この更年期障害特有の
症状のひとつなのです。
症状は?
食欲不振といっても、更年期の時期におこる食欲不振は、少し厄介なんです。
何故なら、個人差はありますが、
何日も、食欲がわかず、何にも食べたくない。
ひどい人は、吐き気や嘔吐までもおこす人も
います。
数日なら、ダイエットにちょうど良いと
思えますが、長期的に続いてしまうと、
身体に必要な栄養素が十分に補給できない
状態になってしまうので、
生命維持にも影響が出る恐れもあるので
油断してはいけない症状です。
まるで、妊娠中におこるつわりのように、
気持ちが悪い状態が続いてしまったり、
飲み物さえ、飲みたくなかったり、
といった辛い症状を抱えている人もいます。
食事が摂取できないというのは、
生きていく上で重大な問題と言えますね。
食欲不振が続くと、体がだるくなったり、
やる気が起こらないといった症状も
あらわれることが多いようです。
食欲不振に陥る原因
更年期になり、ホルモンのバランスが崩れることで、自律神経が乱れてしまいます。
その影響を受けて胃腸の障害がおこります。
この状態が続くと、食欲がわかないなど
食欲不振に陥ることになってしまうのです。
また、ストレスが大きな原因でもあります。
更年期障害でさまざまな症状があらわれ、
不調になることもストレスになっていると
言われています。
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更年期障害に限らず、強いストレスを受けると、
食欲不振を招きます。
それが、更年期障害の影響で知らずに
ストレスが原因となり食欲不振に陥って
しまうようです。
対処法は?
通常の胃腸障害であれば、胃腸薬などで食欲が回復しますが、
更年期障害が胃腸障害をおこしている
場合には、胃腸薬では効果が限定的なため、
食欲の回復は、なかなか改善できません。
対処法として、食欲不振を改善するには、
適度な運動が効果的です。
ウォーキングやストレッチなど、
積極的に身体を動かすことで、
食欲が出やすくなります。
また、ストレス解消にも効果的です。
あまりにも食欲がない場合は、
無理に食べなくても良いと思います。
しかし、なにも食べないのは良くないので、
消化の良いものや栄養価の高い食材を摂取したり、
スープなどの食べやすいものを食べてみて
くださいね。
食欲不振や吐き気などの症状が
強いときは、早めに受診することを
おすすめします。
女性ホルモンが急激に減少して
おこる更年期障害の根本的な治療を
して症状を改善しましょう。
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また、アルコールのとりすぎや、
喫煙などにより食欲がわかなくなる
こともあります。
症状が長く続く場合は、胃潰瘍や胃がんなど
他の病気が隠れていることもありますので、
医師の診察を受けましょう。
まとめ
更年期の食欲不振についてご紹介しました。
更年期には、今回ご紹介した食欲不振で
痩せてしまったというケースもあれば、
年齢的に代謝も悪くなり、太りやすくなる
ケースなど、人によってかなり個人差が
あります。
食欲が低下して、食事が取れないのは
とても辛いことです。
そして、食べなければ、どんどん
体力は落ちて、生活の質をも落として
いってしまいます。
更年期障害の症状は、時期がくれば
落ち着いてきます。
しかし、食欲不振は、症状がおちつくまで
食べないというわけには、いきませんので
対処方法をチェックして、
辛い症状を改善していきたいですね。