更年期障害とは?
どんな症状なのか。
いつから始まるのか。
気になりますよね!
今回は更年期障害の症状など
詳しく見てみようと思います。
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更年期障害の主な症状
更年期とは?
女性の場合は、卵巣機能が衰えていく
ことで、女性ホルモンの分泌が減少する
閉経を迎える前後の期間を更年期と言います。
更年期を迎える時期に起こる様々な
症状が現れることが更年期障害です。
更年期障害の症状は、個人差があり
更年期の時期に入っても
症状が軽い人から日常生活に支障をきたす
ほどの症状の人まで人によりさまざまです。
具体的な主な症状をチェックしてみて下さい。
主な症状
・ほてり
・のぼせ
・乳房の痛み
・動悸
・頻脈
・多汗
・めまい
・ふらつき
・耳鳴り
・倦怠感
・疲れやすい
・肥満
・痩せる
・むくみ
・頭痛・頭が重い
・冷え
・頻尿・尿漏れ
・抜け毛
全身的な症状としても
これだけの症状があります。
ほかにも、肩こりや腰痛
精神的な症状では、イライラしたり
不安や睡眠障害や意欲障害などの
症状が現れることもあります。
このように更年期障害の症状は、
たくさんの症状があり、
人によって症状の現れ方がちがうので
判断が難しいようです。
自己判断は出来ないので、
更年期障害らしき症状があらわれたときは、
ためらわず、病院で受診されることを
おすすめします。
更年期障害の原因は?
更年期障害の原因は、卵巣機能の低下により
女性ホルモンである
「エストロゲン」の減少です。
女性ホルモン「エストロゲン」って?
エストロゲンは女性ホルモンのひとつ
卵胞ホルモンとも言われます。
脳の下垂体を刺激するホルモンが
分泌されると、
下垂体が反応します。
これに卵巣が反応して、
卵巣の中の卵胞のうち10~20個が
成長を始めます。
この卵胞の成長を促すために
卵巣から分泌されるのが
エストロゲンです。
エストロゲンが減少することが、
更年期障害の原因となっているのですが、
エストロゲンの役割とは何なのでしょう。
エストロゲンの役割
・卵胞の成熟を促す
・受精卵の着床を助けるために
子宮内膜を厚くする
・精子が子宮内に入りやすいように
頚菅粘膜の分泌を促す
・基礎体温を下げる
・骨の形成を促し、血管収縮を抑制する。
・自律神経や感情の動きを調節したり
脳の働きを整える
・女性らしい丸みをおびた体をつくる
このように、エストロゲンは
女性の身体の機能や健康を
大きく左右するという重要な働きを
してくれるホルモンです。
いわば、女性の守り神とも言える
エストロゲンの減少により
更年期障害のさまざまな症状が
あらわれるのです。
更年期障害はいつから始まるのか?
更年期障害の始まる時期には、個人差があります。
ただ、一般的に女性の更年期は
40代半ば頃と言われています。
月経異常や月経不順が続くなどの
症状がこの時期にあらわれる人が
多いようです。
ちなみに、閉経年齢で最も多いのは、
50歳と言われています。
その前後が更年期の時期なので
45歳ぐらいが目安の時期と言えます。
ただ、近年では20代や30代ぐらいに
更年期の症状があらわれる
「若年性更年期障害」が増えてきています。
若い人でも無理なダイエットや不規則な生活、
偏った食事などが原因でホルモンバランスが
乱れてしまったり、環境の変化やストレスなども
原因であると言われています。
更年期障害の症状の治療
更年期障害の症状があらわれたら、まずは、病院での受診をおすすめします。
更年期障害の治療法として一般的なのは、
現在のところ、ホルモン注射による
ホルモン補充療法です。
ほかに、漢方薬や低用量ピルなどの
活用によりホルモンバランスを
安定させるといった治療を
行うこともあります。
また、人によっては生活習慣の見直しをする
たとえば、運動不足で症状を悪化してしまう
場合は運動をしたり、
ほかの病気でもそうですが、
アルコールやたばこを控える
食生活を改善するなど
こういった生活習慣の見直しで
更年期障害の症状が改善が見られる
ケースもあります。
とにかくひとりで悩まないことも
大切だと思います。
更年期障害を乗り切るためにも
気になる症状があらわれたら、
病院へ受診しましょう。
また、体調がすぐれない時は
無理をせず
休養をとり、家族にも
更年期障害を理解して頂き
協力をしてもらうことも
更年期障害を乗り切るために
必要なことだと言えます。