更年期障害と甲状腺疾患の症状のちがいや見分ける方法をチェック!

更年期の時期に女性ホルモンの

ひとつであるエストロゲンの減少により

さまざまな症状があらわれるのが

更年期障害です。

しかし、更年期の時期だからと

すべての症状が更年期障害と思いこみ

がちですが、実は更年期障害によく似た

症状があらわれる病気があります。



ここでは、更年期障害と思いこんで

気づきにくい場合もある

甲状腺疾患についてご説明していきます。

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甲状腺疾患について

甲状腺は首の前側、のどぼとけの

すぐ下にあります。

蝶が羽をひろげたような形で

気管を包みこむようにあります。

とても小さな臓器でたて4cm、

厚さ1cm、重さは15gくらいです。



甲状腺は、食べ物に含まれるヨウ素を

材料にして甲状腺ホルモンを作っています。

その甲状腺ホルモンを血液中に分泌させています。



甲状腺ホルモンの働きは、体の発育促進、

新陳代謝を盛んにします。

人が活動するために必要なエネルギーを

作っているので、快適な生活を送るために

なくてはならないホルモンです。



甲状腺ホルモンは多すぎても

少なすぎても体調が悪くなってしまうので

一定に保たれていなければなりません。



しかし、なんらかの原因により

甲状腺ホルモンが多くなったり

少なくなったり、甲状腺に腫瘍ができるなど

さまざまな甲状腺疾患があります。


甲状腺疾患の種類と症状

・甲状腺機能亢進症

代表的なのはバセドウ病です。

ほかには、破壊性甲状腺炎や

亜急性甲状腺炎、甲状腺腺腫(プランマー病)

などがあります。

甲状腺ホルモンが大量に分泌されることで

頻脈、発汗、やせ、いらいら感、下痢、

過食、集中力の低下、月経不順、無月経などの

症状があらわれます。



・甲状腺機能低下症

代表的なのは、橋本病です。

甲状腺ホルモンの分泌が低下することで

全身の代謝が低下し、物忘れや言語障害、

むくみ、乾燥、食欲不振、便秘、無気力、

眠気、月経不順、無月経などの症状が

あらわれます。



・腫瘍性疾患

甲状腺にできる腫瘍で

良性と悪性がある。

液がたまることもある。


更年期障害の症状に似てる!

甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症の

症状を見てもわかるように、

更年期障害の症状とよく似ています。



とくに甲状腺機能低下症の発症年齢は

更年期障害とほぼ同じなので、

見分けがつきにくいのです。



更年期の時期だから更年期障害だと

思っていると、実は甲状腺機能障害だったという

ケースも少なくないのです。



日本人成人の5~10%の人に、

甲状腺の病気があるともいわれていて

男女比では1:9と圧倒的に女性に多いです。


見分ける方法は?

更年期障害の症状と

甲状腺機能障害を見分けるのに

症状から見分けるということは

難しいです。



更年期障害の症状と

甲状腺機能障害の症状は

非常に似ていてどちらにも

ある症状がほとんどで

ちがいがほとんどないのです。



しかし甲状腺ホルモンの分泌が

大量となる甲状腺機能亢進症の場合は、

手を前方にまっすぐ出してみると

手がブルブルと震えますが

更年期障害では震えません。



明らかに手が震える場合や

更年期障害の治療を続けていても

症状が改善されない場合は、

甲状腺機能障害の場合があるので

甲状腺の検査を受けることを

おすすめします。



甲状腺機能障害は更年期障害同様

症状のあらわれ方には個人差があり

日常生活には支障のない人もいれば、

寝込んでしまうほど症状が重い人もいます。

症状が軽くても、放置すると

心臓への負担や高血糖など、

さまざまな不調につながる場合もあります。



気になる方は、一度甲状腺の検査を

受けてみた方が良いと思います。



更年期の時期だから更年期障害だと

思い込むことで、甲状腺疾患に気づきにくく

なってしまうので注意が必要ですね。



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