更年期の高血圧に効果的な漢方薬について!改善法のポイント

更年期の時期に血圧が高くなってしまう

可能性があることをご存知ですか。



若いころは血圧が低く「私は低血圧」と

思っている方も多いと思います。

もちろん、健康診断でも正常値で

ずっときている方は、血圧については

あまり気にしていないかもしれません。



しかし、更年期の時期に入ると

高血圧の人が増えてくるんです。



ここでは、更年期高血圧について

ご紹介したいと思います。


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更年期高血圧って?

血圧は加齢とともに上がります。

とくに女性は40代以降から

高血圧になる人が急増します。

50代ではほぼ半数、60代では

7割近くに上がります。



加齢と言われたら仕方がないと

思ってしまいますが、

実は高血圧には更年期と深い関係が

あるんです。

更年期高血圧の症状

高血圧には、実は自覚症状がありません。

ただ、頭痛、頭重感、めまい、耳鳴りを

感じることがあります。

高血圧が進むと、動悸や呼吸困難、

胸痛、浮腫みや足の痛みやしびれといった

症状があらわれますが、このような

症状があらわれたときは、注意が必要です。

更年期高血圧の原因

更年期障害の原因となっているのは、

女性ホルモンのひとつエストロゲンの

減少によることでさまざまな症状を

引き起こしています。



このエストロゲンには、血管を拡張させる

働きがあります。

エストロゲンが減少することで、

血管の柔軟性が低下してしまい

血圧も次第にあがっていくように

なるのです。



更年期高血圧は、血圧が不安定で

変動しやすいという特徴があります。

ふだんは血圧が高くないのに、

めまいや頭痛、イライラなどが

原因で血圧が高くなったりします。



特に睡眠不足が原因となって

血圧があがることがあるので

寝不足には注意したいですね。



このように、ちょっとしたきっかけで

血圧が変動しやすいのが更年期高血圧には

見られる傾向があります。



更年期特有でもある不安やストレス

が深く関係しているようです。

高血圧になってしまったら

更年期高血圧が疑われる場合は、

放置せず、早目に医療機関を受診することが

大切です。



更年期の時期だけの高血圧ではなく、

更年期を境に高血圧症になりやすくなります。

一時的な血圧上昇だからと放置するのは危険です。

繰り返し血圧が上昇することで、

慢性的な高血圧の状態になりかねないうえ、

高血圧症を発症すると、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞

などの重大な病気のリスクも高まってしまいます。



とくに、妊娠中に高血圧になった経験のある方や

家族に高血圧症の方がいる場合は、血圧が上昇しやすいことが

ありますので、注意が必要です。



更年期には血圧の管理が重要になってきます。

高血圧の予防は、食生活や生活習慣でも

できるので、チェックしてみて下さい。



・睡眠をしっかりとる

・運動

・禁煙

・ストレス解消する

・塩分の摂りすぎに注意する

・ミネラル・ビタミンの補給

・マグネシウム・タウリンを積極的に摂取する

・定期的に検査を受ける



などが予防や改善に役立つことです。



更年期高血圧の改善のポイントとしては

心と体に負担のかからない生活を送ることが大切です。

朝晩に血圧を測定して自分の状態を確認しておく

ことも重要だと思います。


更年期高血圧に効果的な漢方薬

現代医学では、高血圧の治療は

血圧を下げる降圧剤の服用が

一般的ですが、副作用の心配があります。



とくに更年期の時期には、さまざまな症状が

あらわれているところに

降圧剤を使用することで、めまいやふらつきが

悪化してしまう人もいるようです。



副作用の心配が少ない漢方薬で

改善したいと思っている人は

少なくないようです。



更年期高血圧に効果のある

代表的な漢方薬をいくつか

ご紹介します。



・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

動悸や不安、不眠などの高血圧に伴なう症状

神経症、更年期神経症、子どもの夜泣き、便秘

などに効果が期待できます。

体力が中程度ある方が対象。

生後3カ月未満の乳児は服用できません。



・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

月経不順、月経痛、腰痛、便秘

高血圧に伴っておこる症状に効果が期待できます。

体力が中程度あり、のぼせや便秘がちな

人に有効です。

副作用として、発疹や赤みなどの皮膚症状や

下痢や腹痛などの消化器系の症状が

あらわれることがあります。



・大柴胡湯(だいさいことう)

体格がよく体力のある方で便秘がちの方

高血圧や肥満が原因でおこる

かたこり、頭痛、神経症、胃炎、肥満症

などに効果が期待できます。

虚弱体質の方や胃腸の弱い方には

適していません。



・黄連解毒湯(おうれんげどくゆ)

のぼせや二日酔い、めまい、動悸、

更年期障害、湿疹、皮膚炎、胃炎、神経症

などに効果が期待できます。

体力が中程度必要です。



漢方薬は症状や体質などにより

服用する漢方薬が異なります。

また、漢方薬でも副作用が

でるものもあるため、

医師や薬剤師などの専門の方に

相談することをおすすめします。

まとめ

更年期高血圧について

ご紹介しました。



女性にとって更年期とは

本当にさまざまな症状がありますが、

症状のあらわれや程度は

かなり個人差があります。



今回ご説明しました高血圧は、

放置しておくと、更年期が終わってからも

高血圧に悩まされてしまうことも

ありますので、更年期だから仕方がないと

諦めずに、早い段階で治療した方が

良さそうです。

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