女性は閉経を迎える前後5年間の
時期を更年期と言われています。
また、この時期には、さまざまな
症状があらわれます。
この更年期の時期にあらわれる
自律神経症状や精神症状を
更年期障害と言います。
更年期障害の症状についてはこちら>>>
更年期障害の原因は、
加齢に伴う卵巣機能の低下により、女性ホルモンの
ひとつであるエストロゲンの量が減少することで、
脳の視床下部にある自律神経中枢に
影響を及ぼして自律神経失調症を
引き起こします。
また、更年期の時期の女性には、
家庭や社会環境の変化などから
心身的ストレスも多く抱えていることで、
憂鬱や情緒不安定などの精神症状も
引き起こします。
自律神経失調症状と精神症状が
相互に影響し合うことにより
さまざまな更年期障害の病状を
複雑にしているようです。
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更年期障害の漢方治療
更年期障害の疑いがある場合は、
専門家の診断を受けることを
おすすめします。
血液ホルモン検査を受けることにより、
女性ホルモンの量を調べることができます。
更年期障害の症状や程度は、
本人の性格や精神状態、環境などから
影響を受けるため、個人差が大きいのですが、
更年期障害の可能性があると診断を受けた場合は、
まずは、生活習慣や生活環境の
見直しをすることが必要です。
そのうえで、代表的なホルモン補充療法や
漢方治療を受けていくという
ことになります。
漢方治療は、昔から使われている
治療法です。
ホルモン補充療法は、治療を開始して
数日後には効果を実感でき、
アルツハイマー病や骨粗しょう症などの
発症を予防する効果もあると言われている
一方で、副作用について心配する人が
多く、漢方で改善される人も少なくありません。
更年期障害の漢方薬の効き目についてはこちら
漢方治療は何科を受診するの?
更年期障害の疑いがある場合には、症状にあった科を受診することも
可能ですが、婦人科や更年期外来が
おすすめです。
特に更年期外来では、更年期障害に
ともなうさまざまな不調の相談を
受けたうえで、症状に合わせた治療を
行っています。
問診、超音波検査、血液検査などを
行い更年期障害の可能性があると
診断された場合には、ホルモン補充療法や
漢方治療を行います。
総合病院などでは、漢方外来がある病院も
あるので、漢方で改善したいと思っている人は
漢方外来を受診してみるのも
良いと思います。
病院に行くタイミングは?
更年期かしら?と思った時に受診することが
タイミング的にはベストなのですが、
なんとなく、体調が悪いかな?と
いう程度ですと、病院へ行くほどでは
ないと我慢してしまう人がほとんどの
ようです。
しかし、このなんとなく体調が悪いという
状態で我慢していると、
症状が悪化してしまったり、
また、この不調を周囲に理解されず、
対人関係がギクシャクしたりと
さらなるストレスを生んでしまう
可能性があります。
更年期に更年期障害の症状が
あらわれてきたら、
我慢せずに、早めに受診することを
おすすめします。
まとめ
更年期障害の症状は、人それぞれで軽い症状の人もいれば、
起き上がれないほどの重い症状の
人もいます。
まずは、更年期特有の症状を
チェックしてみましょう。
更年期障害の疑いがあれば、
早めに受診したほうが良さそうです。
まずは、婦人科か更年期外来に
行って、更年期障害の可能性があるのか
検査してみるのが第一ですね。
なかなか症状からだけでは、自己判断できず
症状にあった科を受診しても
診断がつかないことがあったり、
他の科にまわされたりすることも
あるので、まずは婦人科や更年期外来を
受診することが、診断への早道と
なるようです。
早めに診断がつけば、治療も早く
始められ、辛い症状が改善します。
毎日を快適に過ごせるよう
自分にあった対処法を
見つけられると安心感にもつながりますね。