最近、なかなか寝付けない、
夜中に目が覚めてしまう、
目覚めがスッキリしないなど、
睡眠に関して悩みはありませんか?
実は、あまり知られていませんが
更年期の早発症状の一つとして
「不眠」があげられます。
一般的にも睡眠に何らかの障害を
抱えている人は少なくないのですが、
更年期が「不眠」の原因に
なっていることも少なくないのです。
ここでは、更年期によくみられる
「睡眠障害」について詳しくお伝えしていこうと
思います。
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不眠は更年期のはじまりか?
更年期の時期の女性に多くみられる不眠の症状には、なかなか眠れない、
眠りが浅い、朝目覚めたときにスッキリ
しないなど、さまざまです。
更年期はとにかく眠い、だるい!改善法や原因についてのまとめ
更年期に入ると、女性ホルモンが減少することで
のぼせやほてりなどを代表とする
さまざまな症状に悩まされることが多くなります。
「不眠」も更年期の症状の一つであり、
早発症状の一つでもあります。
睡眠に関する悩みがあらわれたら
更年期のはじまりの可能性があります。
原因や解消法を知って
睡眠の悩みを解消していきたいですね♪
更年期の睡眠障害の原因は?
女性の身体は女性ホルモンの影響を受けています。
生理前に眠くなる人が多いのも
女性ホルモンと睡眠が関係しているからと
いえます。
更年期に入って女性ホルモンの一つである
エストロゲンが急激に減少すると、
ホルモンバランスが乱れてしまいます。
エストロゲンの分泌を司っている
脳の視床下部が混乱して自律神経も
乱れます。
このことにより、眠る時に交感神経から
副交感神経へうまく切り替わらなくなり
睡眠障害が起きてしまいます。
更年期の不眠症のタイプ
不眠症は4つのタイプにわけられています。・寝付きが悪い・・・入眠困難
・夜中に目が覚める・・・途中覚醒
・朝早く目が覚める・・・早朝覚醒
・眠りが浅く寝た気がしない・・・熟睡困難
更年期に多い不眠症は、「入眠困難」や
「途中覚醒」のタイプが多いようです。
寝付きが悪かったり、夜中に目が覚めてしまう
ことで、朝はスッキリ目覚めることが
できなくなってしまうのですね。
睡眠が不足すると、日中眠くなってしまう
こともあり、日常生活にも支障を
きたしてしまうこともありますので、
解消していきたいですね。
不眠解消の3つの方法
更年期に入りエストロゲンが減少しても、成長ホルモンにより
良質な睡眠を取り戻すことが
できます。
1.体内時計を整える
・毎朝、決まった時間に起床する。
・朝の日光を取り入れる
・朝食を摂る
・軽いストレッチや運動をする
体内時計は毎朝リセットされます。
体内時計が一定のリズムを
繰り返すようになると、
夜は自然と眠くなるようになってきます。
2.睡眠時の環境を整える
・心地よい音楽を聴く。
・アロマを利用する。
・照明の明るさを落とす。
睡眠に入る1~2時間前に
少し体温を上げておきましょう。
入浴が効果的です。
通常交感神経から副交感神経へ
切り替わり休めるのですが、
体温が下がることで副交感神経へ
切り替わるスイッチがはいります。
しかし、体温が低いままだと
それ以上に体温を下げるのが
難しくなりスイッチが入らず、
寝付けなくなってしまうので
意図的に体温を上げておくと
自然に体温がさがりスイッチが
入りやすくなります。
3.睡眠ホルモンを増やす
睡眠ホルモンともいわれている
脳内物質メラトニンが増えると
睡眠の質が良くなるといわれています。
このメラトニンを増やすには、
セロトニンという脳内物質を
増やす必要があります。
そのためには、セロトニンの
材料となるトリプトファンという
物質が必要となります。
トリプトファンは、体内では
作られないので、食事で摂取することが
必要です。
バナナや大豆製品、乳製品、ナッツ類、
肉や魚などに多く含まれています。
これらの食品と炭水化物を一緒に
摂取することで、脳内に届きやすくなります。
また、なかなか食事から摂取が
できない場合は、サプリメントなどを
利用しても良いかと思います。
まとめ
朝の目覚めがスッキリしないと一日中気分が優れないものです。
それだけに、睡眠って私たち人間に
とっては大切なものと言えますね。
更年期に入ると
睡眠障害の症状が現れやすく
また悪化もしやすいので、
症状がきつかったり、長引く場合は
早めに病院を受診しましょう。
質の良い睡眠で更年期を快適に
過ごしたいですね♪