女性は更年期をむかえると
やがて「閉経」をむかえることになります。
女性なら、遅かれ早かれ誰にでも
閉経するときがやってきます。
閉経の平均年齢は約50歳といわれています。
女性は思春期に初潮をむかえ、
閉経するまで女性ホルモンの恩恵をうけて
すごしています。
閉経後は女性ホルモンの恩恵なしに
すごしていかなければならないのです。
ここでは、閉経後の体の変化について
気をつけたい病気などを中心に
お伝えしていきたいと思います。
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閉経後は女性ホルモンの恩恵がない
閉経するということは、長年毎月きていた生理がこなくなるということです。
毎月くるわずらしさから解放されるという
ことにもなりますが、
喜んでばかりはいれません。
閉経すると、今まで女性の身体を
健康に保ってきた女性ホルモンの
分泌はほとんどなくなります。
女性ホルモンの分泌がなくなることが
原因となり、閉経後には
さまざまな弊害が発生しやすくなるのです。
閉経後の体の変化は?
閉経後に起こりやすい体の変化は個人差があり症状もさまざまです。
特に多いのは、骨粗しょう症、
心臓や血管のトラブル、皮膚のトラブル、
膣や尿道粘膜の委縮などが
あげられます。
更年期障害はどうなる?
更年期障害は閉経をむかえる前後5年の時期にあらわれる不調のことをいいますが、
その原因は女性ホルモンの減少によるものです。
つまり、閉経をむかえたからといって
更年期障害がなくなるというわけではありません。
更年期障害にもうまくつきあいながら
閉経後の体調管理も気をつけなければ
ならないので、更年期以上に注意が必要なのです。
閉経後の不正出血について
更年期になって急に不正出血するようになったという人も少なくないようですが、
閉経間近や閉経後に不正出血がある場合は、
子宮体がんのサインの可能性があります。
不正出血があったときは、少量の出血でも
軽視せず、医療機関を受診することを
おすすめします。
特に子宮体がんの発症年令は、比較的
高齢の方に多いので、
閉経間近や閉経後に不正出血がある場合は
注意が必要です。
閉経後に注意したい病気
女性の体にとって女性ホルモンはさまざまな役割をしてくれていました。
女性ホルモンの減少により
その役割を果たせなくなっていきます。
今まで女性ホルモンの恩恵をうけて
保たれてきていたものが恩恵を受けられない
ことによって、一気に「生活習慣病」の
リスクが高まります。
閉経後に注意したい病気をチェックしてみましょう。
・糖尿病
糖尿病は肥満や運動不足、ストレスなどが
重なることで発症しやすくなるといわれています。
主な症状は、のどが渇く、疲れやすい、体がだるい、
尿の量が増える、甘いものが食べたくなる
などです。
このような症状があらわれたら、
医療機関を受診して血糖値を測定してもらいましょう。
・高血圧
女性ホルモンは血圧を安定させてくれています。
女性ホルモンの減少により、血中コレステロールを
増加させます。
閉経後に血圧が急激に上昇したら
注意が必要です。
コレステロール値が高く、高血圧に
なると動脈硬化がおこりやすく
なりますので、早目に受診しましょう。
・骨粗しょう症
50代くらいから急激に増加するのが、
骨粗しょう症です。
骨を強くする働きがあった女性ホルモンの
減少により、骨の細胞密度が急激に減少します。
気がつかないうちに進行してしまうので
定期的に骨量測定をし、チェックしておきましょう。
放置していると、老年期に歩行困難に
なってしまうこともあるので
注意が必要です。
・子宮筋腫
子宮筋腫は、閉経すると徐々に小さく
なるといわれていますが、
ホルモンバランスの急激な変化で
急に悪化するケースもあります。
閉経後の痛みや出血がある場合は、
早目に受診することをおすすめします。
・子宮体がん
30~40歳前半にかかる方の多い
子宮がんは「子宮頚がん」ですが、
閉経後に増加するのが「子宮体がん」です。
閉経後の不正出血はこのがんの
可能性がありますので、
すぐに受診しましょう。
・乳がん
現代では、若い人でも乳がんを発症する
人が増えてきていますが、
閉経以降も乳がんは注意が必要です。
定期検査や自己チェックを
しておく必要があります。
まとめ
閉経後の体の変化について注意したい病気などを
まとめてみました。
閉経後の症状も更年期障害と
同じく個人差があります。
女性ホルモンに守られている
女性の体ですが、
その女性ホルモンの役割は
多大な影響を女性の体にとって
与えてくれています。
その大切な役割がなくなってしまうことで
閉経後には、さまざまな症状や
病気が発症しやすくなります。
不調を感じたら早めに病院を受診することが
大切です。
また、女性ホルモンを補充する治療を受ける。
症状にあった漢方治療を取り入れることで
体調の改善に期待ができます。
骨粗しょう症や動脈硬化を防止には
食生活の見直しや適度な運動なども
症状の緩和や予防にもなります。
閉経後の生活を快適にすごせるよう
自分の症状にあった対策を
取り入れましょう♪
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